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★そら てんご★ 創作BLOG

私、そら てんごの創作物の紹介や日々徒然の想いを綴っていこうと思っています。

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連載SF小説

SF連載小説ハンドロイド・70」

 

はじめに

 

これから連載小説に取り掛かろうと思う。

今は令和2年6月15日(月)午前3:45である。最近は二世帯住宅に住むようになってから、遅くとも午前1時頃には眠りにつくようにしている。朝は7時頃に起床。何故なら孫の三人娘が学校に出かける時間帯であるからだ。孫より遅く起きると恥ずかしいではないか。早い時間の予定のない朝や体調のすぐれない朝は、9時から10時頃である。そして朝食の後、表で太陽を浴びながら体操をする。その後は二階の書斎部屋でパソコンを開く、それが約1年半前からの生活リズムとして定着したところである。

ところが今朝のように眠りに入れない時が、時たまある。それは約10年間の夜勤勤務の習慣が、躰のどこかに眠っているせいかも知れない。しかし今朝に限って言い訳をすれば、小説の新構想が急に頭をもたげたからである。

それは過去に、ある投稿サイトに連載した駄作「ハンドロイド・GG」が基本になった、新構想の小説イメージである。いったん構想を膨らませ始めると、次から次に頭の中を占領し始めて、振り払おうとすればするほど益々眠れなくなってしまった。焦らなくても実は日常に漠然と考えていたことでもあるのだから、熟眠してスッキリした頭で纏めればいいではないかと思うのだが、眠たい状態なのに眠れない。だから半分やけくそで飛び起きて、今に至っているのである。

先日の5日に70歳の誕生日を迎えた。そのことも一因であるのかも知れない。それに新型コロナの騒動も、拍車をかけて私を追い詰めているのだろうか。又は2月に生まれて初めて「がん検診PET-CT」コースを経験し、冠動脈疾患や脂肪肝・前立腺肥大の「疑い」が発覚したことも起因しているのであろう。現在も通院中であるが、柄にもなく死を身近に感じるこの頃である。先日に偶々、友人の奥さんにお会いした時、私より年下の友人が東京で亡くなっていた事を初めて知った。私も、もしかしたら急死しても可笑しくない年代なのだと考えると、うかうかしていられない。書ける時に書いておかなくては、悔いを残すことになるではないか。

……そこまで悲観的でない、どちらかと言うと楽観主義でポジティブな性格の私ではあるが、兎に角今は、非常に調子が良い。いい作品が書けそうな気がして成らないのです。……しかし眠たい。今日は新構想を纏めるまでにしよう。つまり設計図を書き終えたら、いったん寝ようと今考えている。昔から寝不足になると「切れ痔」の症状が出ることを私は自覚しているからである()



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SF連載小説「ハンドロイド・70」⑤

SF連載小説「ハンドロイド・70」⑤

 

 楕円形上の机の半分にタテガミ博士を中心としたスタッフ6名が座り、向かい側に俺たち7名が座っているのだが、凄惨な映像に囲まれて皆の口数は少ない。

 その中で総白髪だが若々しい肌を持つ91歳の博士は,秘密組織・世界宇宙対策組織(World Space Organization)『change・チェンジ』の創設者であり、元NASA勤務であるが謎の経歴の多い人物である。表向きは物理学者としてアカデミー賞の受賞歴がある。それに聞きなれない生体物理工学、宇宙物理学、人工細胞学の博士号を持っている。

「君たちを送り込んだ時代選定は、やはり間違っていなかったようだ」

 重苦しい空気を切り裂くように、博士は口火を切った。

「すでに何名かの一年間のデータを解析して分かったことだが、とくに2020年は近代人類にとってターニングポイントの年でもあるし、寄生獣が人類に対して大攻勢を開始した年であることが裏付けられた」

 俺たちの躰に記録されたデータのことを博士は言っているのだ。

「博士、奴らの大攻勢とはどういう意味ですか」

 一番若い20歳の「ノゾミ」が、突っかかるように博士に言った。美人だが若さゆえの遠慮なさが先行するタイプだ。

「……前にも言ったように奴らは賢い連中だ。これまでのような『悪』とはレベルの違う悪なのだ。人間をこの惑星の知性の頂点に導いただけではなくて、その脳を同化し繰り、いずれかに自分たちが脳だけではなくて、その躰を『完全に乗っ取ってしまう』遠大な計画を本気になって開始したということだ。それが証拠に現在の周りの状況を見れば分かることだが、どれが本物の人間なのか判別がつかない」

 東京のスカイツリー、横浜港、大阪城、京都国際会議場等々、表示された画面は現地音を発する。その交戦中のライブ映像は、物が破壊される音や人の叫ぶ声や、銃弾が飛び交い空気を切り裂く音だった。

 闘っているのは人間と、寄生獣ではない。

 洗脳されていない人間と、寄生獣に操られた人間なのである。

 スタッフの一人「ミシェル(40歳フランス系の男で金髪に巻き毛の青年)」がその場で立ち上がり、博士に顔を合わせ言った。

「奴らは何故、生殺しのように我々を苦しめるのでしょう。……何故!」

 ミシェルの両手の拳は小刻みに震えていた。残りのメンバーも博士の顔を見ている。

「奴らを寄生獣と呼んではいるが、体長は5ミリで生まれ、大人でも5センチ程だが、全体が知性の塊のようで、他の生物の『脳』に同化して生きる道を選んだようだ。……最初はそう思っていた。だが奴らの本性は、……『宇宙征服』を目論む『生物』のようだ」

「宇宙征服? 奴らには共存共栄という『知性』は存在しないというのですか?」

 身長が200センチ近い筋肉質の「カズオ・55歳」が、信じられないという顔をしている。

「ああ、私の推察だが他の生物との共存共栄は無くて、『同族一体』の精神は強固に持ち合わせているようだ。一族のためなら自己犠牲も厭わない精神だね」

「信じられない。……人間にも多少なり自己犠牲や他人に対する『菩薩心』があるのだけれど……」

 ノゾミが複雑な表情で呟いた。

「そう、もしかしたら人間の感情も、元々はもっと野蛮で自分本位、欲望本意の性格だったのかも知れないね。……奴らが時間をかけて、それを変えてきたのかも知れない」

「そんなバカな。人間を変えたのは人間みずからによるによる教育ですよ」

 理知的な瞳を持つ青年「アベベ」が、「ヒトミ」に視線を向けた後で博士に言った。

 

 俺たちハンドロイドメンバーは出る幕もなく、人間たちのやり取りを微笑みながら見ているだけだった。感情のどこかで引け目に似たものが蠢いているようだったし、この後に受ける『メンテナンス』の憂鬱さの方が気がかりではあった。

 その時、不意に俺の視線は、メンバーの端っこで発言に入らずに静かに佇む「マリアン・49歳」の視線を追った。何故だろう気になる存在である。

 

・・・Also next time  R2/7/15()

 



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07/08のツイートまとめ

soratenn5294

アメブロを更新しました。 『SF連載小説「ハンドロイド・70」④』 #国会前 #博士https://t.co/V2xvtmmw0y
07-08 15:52



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SF連載小説「ハンドロイド・70」④

SF連載小説「ハンドロイド・70」④

 

 俺は空を仰ぎ一度大きく深呼吸して、時間の壁に足を踏み入れた。

 瞬間、全身に悪寒が走り凄い圧力が躰を包みこんだのを意識したが、すぐに意識は朦朧としていく。俺は電磁場の高振動による重力の影響が強い輪郭を、ゆっくり乗り越えてうつろに映る「向こう側」のその映像世界に向かって足を進める。

進むに連れて、きっと俺の後ろ側の世界の輪郭は消滅するはずだ。

やがて俺の躰をねじれに似た奇妙な感覚が襲う。ひどい脱力感と底知れぬ恐怖に覆い尽くされて死んでしまうような、そんな苦しさを覚える。実際、ほぼ死んだ状態なのだろう。無意識に近い状況の中、俺は気力を振り絞って約2メートルの通路を潜り抜けた。

「おかえり、ナゼロ」  

一段高いステージの下で、まず白髪の老人が皺だらけの笑顔で俺を迎えてくれた。

老人の背後のスタッフの何人かが、移動ステージから降りる俺の顔を確認して、ゆっくりと笑顔を浮かべてくれた。同時に俺の耳にむこう側の音がクリアに聞えてきた。

そうだここが俺のアジトだ。言わば戦略基地であり、NASAの極秘機関『チェンジ』の日本支局である。

白髪の「タテガミ博士」らの背後では、50人ほどのスタッフが締切り前の雑誌社のように動きまわり騒然としていた。こちらにはお構いなしで、まるで戦場のような風景だった。

「お久しぶりです博士、状況はどうですか」  

俺は開口一番、気になった質問をした。

それと言うのも1年前の出発時に比べて、所内に漂っている緊迫感に異常を感じ取ったからであった。互いに1年間の状況変化については、今日まで知るすべがないのだ。

基本的に1年間を目安として「帰郷」する取極めは、正月帰省のような感覚だ。

もちろん浮かれ気分の帰省ではなくて、大切な活動報告と新しい情報収集、それに躰のメンテナンスが主要目的なのである。

「まあまあ、ナゼロ。コーヒーでも飲みながら話そう。他のメンバーも待っている」

 そう言うと俺の班専属の6名のスタッフを引き連れて博士は移動する。

 俺の班員は俺を含めて7名体制だ。過去の新コロナ対策のように、敵に悟られないために「蜜・すなわち群れ」を避けて時差帰省しているのだった。

多分俺が最後の一人の筈である。俺は人間モードに変態し、スタッフの何人かと話しながらあとに続いた。

 

やがて狭い廊下を通り抜けて、俺たちは「№3」の照明が灯るモニタールームに入った。

ここは国内各地の情報カメラ映像が繋がっている部屋である。

楕円形上の机を取り巻くように、俺の仲間たちであるハンドロイド6名は着席して待っていた。懐かしい顔ぶれだ。

 班長である俺は、いちいち確認するようにそれぞれの顔を見回しながら(点呼)した。

「27(ニナ)女性、36(サブロ)男性、44(シシ)男性、66(ロロ)女性、99(クック)男性、69(ロック)男性、それに33(サノサ)女性。みんな元気そうだな」

 俺は破顔して喜びを表した。

見るからに絶世の美女であるサノサの武器は色気である。寄生獣の美意識は人間とさして変わらないようだ。メンバーそれぞれが得意技を持っている。

四角い部屋の三隅に20インチモニターが百個ほど掛けられていて、正面中央に120インチのモニターが掛かっている。細かいモニターから映像を選び、それをメインモニターにクローズ・アップできる仕組みだ。モニターに映し出されているのは、西暦2120年6月30日現在の日本各地の風景である。  

猫舌の俺はセッティングされていたホットコーヒーに息を吹きかけながら、いくつかのモニターに目を配った。

驚いたのは国会前に設置されたカメラである。そこには上部を吹き飛ばされた国会議事堂が映されていた。ライブ映像だが、走る車や歩く人々の姿は見当たらない。

いや正確に見ると国会前の路面には、多量の焼け焦げたプラカードのような散在物と、折り重なるような人々の黒い影が、炭の絨毯のように確認できた。炎天下のアスファルト舗装の上で、それらは枯れた干し物のように焼き付けられ横たわっている。

「むごい。なんだ、この風景は!」

 俺は思わず叫んでしまった。

「この一年で急激に状況が悪化してしまった。人間と寄生獣の溝がさらに深まった」

 タテガミ博士の秘書役であるゴンザレスの、野太い声が部屋の隅々まで沈痛に響いた。彼はアフリカの父と日本人の母親から生まれたハーフである。

この時代の日本人の混血比率は、日本人の三人に一人はハーフであり三分の一はクオーター以上である。この人種的変化も又、100年ほど前から時間を掛けて行われてきたのだった。

それは緩やかに時間を掛けて行われ、気が付くと純血を気取る島国根性の日本人は確実に減り、今を生きる若い日本人は軽々と人種民族の垣根を越えていた。

 百年前の個人名は自由と個性の象徴のような読みにくい名前が多かったが、今ではグローバルな世界の象徴として、カタカナによるシンプルな名前が主流である。

在日、混血、ホモ、レズ、オカマ等々、もうこの時代では蔑称の意味合いを持たないのだ。ゴンザレスは幼い頃に、塗炭の苦労を乗り越えてきた両親のもとで育った。それゆえに今の言葉は、説得力を持っていると俺はそう思った。 

 

・・・Also next time  R2/7/8() R2/7/15()改稿

 



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06/30のツイートまとめ

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アメブロを更新しました。 『SF連載小説「ハンドロイド・70」②』 https://t.co/n7LPOWB2GJ
06-30 16:20




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プロフィール

そら てんご

Author:そら てんご
創作小説を書いています。生まれながらの龍馬おたくでウツ病作家をめざしています。ながく京都に住んじょります。主にSF小説が多いです。このブログはフランクに日常を語っていこうと思うちょります。宜しくお付き合いください。

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